どこでもコワーキングの記事2018.02.01
どこでもコワーキング
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2018.02.01 文章 / PARAFT編集部
作戦① レンタルオフィス大手の拠点網を活用!
いつくも拠点を持っているレンタルオフィス大手のなかには、1カ所だけではなく、いろんな拠点を利用できるところがあるのです。
もし予算的に問題なければ、下記のような大手の会員になって、徹底的に使いたおしてみましょう。
会員制で月額が3万円を超えるところもありますが、もしあなたが徹底利用するなら、意外に、もとが取れるかもしれません。
それぞれのホームページをチェックして、よさそうなところがあったら、見学を申し込んでみましょう。ドロップイン(一時利用)が認められる場合は、まずドロップインで利用してみて、そのうえで判断するといいでしょう。
▼ Business-Airport(ビジネスエアポート)
① 概要
東急不動産が始めたレンタルオフィス。その中で「シェアワークプレイス」と名づけられたコワーキングスペースは、空港のビジネスラウンジを思わせるつくりになっています。ゆったりとソファ席やカウンター席が並んでいて、空いているところをどこでも使えます。無料ドリンクサービスもあります。
来客を迎えて面談も可能。その際はコンシェルジュが取り次いでくれます。有料で複合機も利用可能。シャワー設備の完備している拠点もあります。
② 主な拠点
青山、品川、東京(大手町)、丸の内、六本木=いずれも東京都内
③ 料金体系
全店舗を使えるマスター会員は月額30,000円(税別)。ほかにアフター5などに使えるプライベート会員が月額9,000円、1日利用の会員が1日3,000円。
▼ Regus(リージャス)
① 概要
リージャスはレンタルオフィスの世界最大手。欧州を中心に世界120カ国に3000拠点以上展開しています。日本国内でも東京、大阪、名古屋、札幌、福岡に約120の拠点を持ちます。
基本的にレンタルオフィスの会社なので、すべての拠点でコワーキングの設備を整えているわけではありません。けれどもコワーキングをしたい人向けに「ビジネスワールド」という会員制プログラムを用意しています。この会員になれば、東京都内の約30拠点、国内全体では50カ所拠点以上にあるビジネスラウンジを使うことができるのです。
ビジネスラウンジには、「Think POD」という簡易ブースで仕切られたデスクやカウンターがあり、無料ドリンクサービスのコーナーもあります。
スマホの専用アプリで最寄りの拠点を探し、そこで仕事する!という使い方ができます。
レンタルオフィスの契約者と違って、「ビジネスワールド」の契約者はスタッフがいる営業時間内(午前8時30分~午後6時が基本)しか利用できません。これが大きな制約となりますが、それでも「どこでもコワーキング」の拠点としては見逃せないでしょう。
② 主な拠点
東京の拠点は、新宿、原宿、渋谷、恵比寿、青山、麻布、神谷町、広尾、代官山、赤坂、麹町、秋葉原、日本橋兜町、神田、大手町、丸の内、八重洲、有楽町、日比谷、銀座、新橋、汐留、品川、羽田空港、中野など。
大阪の拠点は、新大阪、梅田、難波、関西空港など。
ほかに札幌、横浜、名古屋、金沢、高松、博多、熊本、那覇などにもあります。出張時にも便利です。
ただしコワーキングに使えるビジネスラウンジの充実度は、拠点によってかなり差がありますので、利用前にホームページで確認しておきましょう。
③ 料金体系
会員制プログラム「ビジネスワールド」のゴールド会員(ビジネスラウンジが利用可能)は月額が15,900円。ほかに共有のオフィススペースも利用できるプラチナ会員が月額28,000円から。
作戦② 格安30分50円!月最大でも3980円
なかでも、国内最大の会議室シェアリングサービス会社、スペイシー株式会社が始めた「Spacee(スペイシー)」はとくに値段が安いので、おすすめです。
このサービスは、昼間に営業していないレストランなどを活用。そこにスタッフが入り、電源コードなどを置いて、音楽をかけてやってます。
スマホアプリで月額会員になり、アプリで取得したQRコードを店内のタブレットにかざすと「チェックイン」が成立。レストランならではのゆったりとしたソファ席などで仕事ができます。
利用者はセルフサービスでコーヒーが飲めます。最後にもう一度、タブレットにQRコードをかざせば「チェックアウト」が成立。
このサービスをどれだけ使っても、月額はいちばん高くて3,980円。利用時間が10時間までなら、わずか500円、4時間までなら200円で済みます。代金は月ごとにクレジットカードで決済するしくみです。
会員登録した上で、月額制の契約をせず、一時利用することもできます。その場合は30分50円、1時間100円でコーヒーを飲み、ゆったりと仕事ができます。
いわゆる空間シェアリングサービスですね。
この手法は、コワーキング激戦地であるニューヨークでSpaciousというところが始めて、いま猛烈な勢いで拠点網を広げています。日本でもこういう超格安!のサービスが出てきたのはうれしいことです。
2017年12月に新宿、渋谷のレストラン合計6店で立ち上げました。今後、おそらく拠点網をおおきく広げていくことでしょう。以下、基本情報です。
▼ Spacee(スペイシー)
① 概要
昼間に営業していないレストランを活用。電源と無料のWi-Fi環境が完備。会員登録して、基本的には月額制で利用します。
ウイークポイントは、レストランが営業開始する夕方以降や、週末・祝日に使えないこと。営業時間は店によって異なりますが、基本的に午前8時30分から9時30分ごろまでに始まり、午後3時30分~5時ごろまでに終了します。
② 主な拠点
東京の新宿、渋谷など。このほかに提携しているコワーキングスペースもありますので、スマホアプリで確認してみてください。
③ 料金体系
月ごとに、末日までに利用した時間を合算。月額は最大で3,980円。利用した時間が月40時間までなら1980円、10時間までなら500円、4時間までなら200円。代金は月ごとにクレジットカードで決済するしくみです。
作戦③ 多拠点のコワーキングスペースを活用
レンタルオフィス大手と同じように、「どこの拠点を使ってもいい」という太っ腹のところがありますので、月額会員になって使いたおすと、コストパフォーマンスがいいです。
たとえば次のようなところがおすすめです。
▼ BIZ comfort(ビズコンフォート)
① 概要
株式会社WOOC(旧・リビング・エージェント)が運営するコワーキングスペースです。東京を中心に、全国に約20カ所の拠点を持っています。
WOOCは、レンタルオフィスの「ビズサークル」を全国に展開しており、そのノウハウを生かしてコサーキングスペースも積極出店しています。主に「COffice」という店名で出しています。
② 主な拠点
東京の主な拠点は神田、秋葉原岩本町、池袋、田町、日本橋小網町、東十条、御茶ノ水、神保町、本郷、亀戸、大塚など。
このほか名古屋伏見、大阪弁天町、神戸三宮などにも展開しています。
③ 料金体系
すべての拠点を365日24時間利用できる「フルコネクトプラン」が月額18,000円(税別)。どこか1カ所の拠点だけを365日24時間利用できる「全日プラン」だと、月額5000円から(拠点によって異なります)。
▼ co-ba network
① 概要
co-ba(コーバ)は、カジュアルで、会員同士のコミュニケーションが豊かなコワーキングスペース。
まず2011年、東京・渋谷にco-ba shibuyaがクラウドファンディングを活用して誕生。その後、co-ba shibuyaの運営会社ツクルバを中心にして、同じような自然発生的なコワーキングスペースとつながっていき、いまでは全国約20カ所でco-ba networkを構成しています。
1カ所でnetwork会員になると、ほかのco-vaも無料で利用できます。
② 主な拠点
東京だと渋谷、赤坂、池袋、田町、調布、下北沢など。
ほかに花巻、気仙沼、郡山、新潟、飛騨高山、近江八幡、海士町(隠岐の島)、呉、宮崎、鹿児島など。
ゆるやかなネットワークなので、渡り歩けば、個性の違いも楽しめます。
③ 料金体系
たとえば渋谷でフリー席プランが月額1,5000円(税別)。これでほかのco-baも使えます。
あるいは調布で「マルチ拠点会員」(ネットワーク会員)は月額1,5000円。調布には、調布だけを利用できる「一般会員」(8,500円)もあります。拠点によって結構違いがあります。
ネットワーク会員は、自分が登録した拠点ではフルタイムで利用できますが、それ以外の拠点を使うときには、利用可能時間に少し制限がかかる場合もあります。
▼ アントレサロン
① 概要
こちらは起業支援の銀座セカンドライフ株式会社が運営するレンタルオフィス。銀座・新宿・池袋など東京都内を中心に12拠点あります。
起業家向けなどの個室プランのほかに、フリーデスクプラン(月額9,505円=税別)があり、こちらも全店使い放題です。フリーデスクプランに契約して、自習室などとして利用する一般個人が増えているようです。
拠点によって若干違いますが、オープンラウンジのほかに、私語禁止のフリーデスクを使うことができます。営業時間は最大7時~23時まで(店舗によって異なります)。
② 主な拠点
銀座、東京、新宿、池袋、横浜、桜木町、川崎、武蔵小杉など。
③ 料金体系
フリーデスクプランが月額9,505円。
▼ 勉強カフェ
① 概要
自習室運営の株式会社ブックマークスが立ち上げたスペースで、主に、資格取得などで勉強に力を入れている人を対象にしています。でも、フリーランスなどのワーカーも多いです。
拠点によって個性があるのですが、基本的に、カフェラウンジとワークスペースがあります。もちろん電源やWi-Fi環境は完備していて、パソコンが使えます。
「勉強カフェ アライアンス」という名前で、全国各地に提携店舗のネットワークを広げていて、これを合わせると約25拠点に及びます。
各拠点で月額会員に登録して利用するしくみです。ただ、これに月2,000円(税別)を追加してオプションの「ノマドプラン」に入ると、ほかの拠点も利用できるようになっています。
② 主な拠点
首都圏は、渋谷、新宿、池袋、秋葉原、日本橋茅場町、田町、吉祥寺、国分寺、溝の口、横浜関内など。
③ 料金体系
たとえば渋谷(渋谷東武ホテル地下1階)で、フルタイム会員(平日午前7時~午後11時、土曜午前10時~午後10時、日曜・祝日午前10時~午後9時利用可能)は月16,480円。ウィークデー会員(平日午前10時~午後11時利用可能)は月10,480円。これにノマドプラン(月2000円)のオプションを付けると、多拠点を使えるようになります。
以上が、「どこでもコワーキング」をするのにおすすめのコワーキングスペースだと言えます。
このほかに、東京の銀座にあるコワーキングスペース「the SNACK」が、「2軒目割」(ほかのコワーキングスペースの月額会員になっている場合に割引)というユニークなサービスをしています。
こうした割引制度がもっと本格的に広がれば、ほんとうに好きなコワーキングスペースだけ、いくつか会員登録して、組み合わせて利用しやすくなりますね。

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PARAFT編集部
法人契約のみに対応するコワーキングスペースとして、最近、東急電鉄の手がける「NewWork」が注目株となっています。ここもたくさんの拠点を自由に利用できるシステムになっています。こうした「どこでもコワーキング」にぴったりのスペースがもっともっと出てきてほしいものです。 ※コワーキングスペースの価格や拠点数などは変わっていきますので、利用の際はホームページなどで最新情報をご確認ください。
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