アンテナコワーキングの記事2018.02.01
アンテナコワーキング
情報収集や人脈づくりにアンテナコワーキング!おすすめは?
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2018.02.01 文章 / PARAFT編集部
作戦① イベントやライブラリー充実のスペース活用!
こんな生活を続けていると、発想力が衰えていきます。
得られる情報も限定的で、新しい動きについていけなくなっていきます。
そうならないために、いま多くの人がコワーキングスペースに関心を寄せています。
・新しい刺激と出会いたい
・最新のビジネス情報にふれたい
・ちょっと自分の殻を破ってみたい
では、具体的にどんなコワーキングスペースがおすすめなのでしょうか……。
まずご紹介したいのは、国内の大規模なコワーキングスペースです。たとえば、次のようなところがおすすめです。
▼ アカデミーヒルズの会員制ライブラリー
六本木ヒルズなどを手がける森ビルがビジネスパーソンのための教育施設として運営しているのが「アカデミーヒルズ」。六本木ヒルズ49階を拠点にして、① 会員制の「六本木ライブラリー」、② 各種スクール、③ カンファレンス施設の「六本木フォーラム」などを長く続けています。赤坂のアークヒルズでも、会員制の「アークヒルズライブラリー」をやっています。
一般的なコワーキングスペースとはちょっとイメージがかけ離れているかもしれません。なにしろ六本木ヒルズですから、「豪華」というイメージが先行します。けれども、実は、この六本木ライブラリーやアークヒルズライブラリーの会員になると、月額1万円以下で充実したワークスペースが使い放題になるだけでなく、いろんな先端情報にふれられるわけなのです。
集まってくるワーカーも情報感度の高い20~30代が多くて、魅力的なネットワークができます。理想的なコワーキングスペースと言えます。
① 概要
・六本木ライブラリー
・アークヒルズライブラリー
どちらも会員になると、電源やWi-Fi環境の完備したカフェ(午前7時~深夜11時、営業は8時から)やワークスペース(午前7時~深夜0時)を利用できます。そして、多彩なジャンルの本(六本木ライブラリーの場合で1万2000冊)を自由に閲覧できます。さらに、ビジネスやIT関連などの講座(無料と有料のものがあります)に参加できます。会員同士のサークル活動もあるので、そこでネットワークを広げることもできます。
② 主な拠点
六本木ライブラリーは六本木ヒルズ49階(夜景がきれい!)。アークヒルズライブラリーはアーク森ビル37階。
別々の会員制となっていますが、希望すれば、もう一方のライブラリーも有料で利用できます。
③ 料金体系
六本木ライブラリー、アークヒルズライブラリーともに月額9,000円(税別)。
なお無料ドリンクサービスはありません。持ちこみは可能です。お弁当と飲み物を持ちこんで、カフェでパソコン仕事をしている人などが見かけられます。
森ビルは六本木ヒルズ6階に、時間で課金するコワーキングスペース「PARK6」(1時間800円から)も開いています。会員制ライブラリーとはまったく別物ですが、こうした六本木ヒルズのさまざまな空間でときどき刺激を浴びるのは面白そうです。
▼ Creative Lounge MOV(モブ)
渋谷のヒカリエにも大規模なコワーキングスペース「MOV」があります。コクヨが運営しています。
広大なオープンラウンジ(ワンタイムメンバーも一時利用可能)と、レジデンスエリアと呼ばれる24時間365日使えるワークスペース(特定のメンバーだけ利用可能)があります。ほかにミーティングルームや各種自動販売機コーナーが備わっています。
ここもトークショーなどのイベントを随時おこなっていて、刺激に満ちています。
オープンラウンジは、居心地の良いカジュアルな雰囲気です。六本木ライブラリーよりカジュアルですね。ただし、デザインのこだわりが随所に感じられます。かなりとんがっています。情報感度の高い20~30代の会員が多く、会員同士で会話が弾む光景がよく見られます。
オープンラウンジのあちこちに本棚が並んでいて、これも自由に閲覧できます。
難点はちょっと月額メンバーの会費や、ワンタイムメンバー(時間制利用会員)の利用料金が高いこと。情報収集などのアンテナコワーキングが目的なら、無理に普段使いせず、ワンタイムメンバーとして、たまにオープンラウンジの空気を吸いに来たり、イベントに顔を出したりする使い方がいいかもしれません。
① 概要
渋谷のランドマークでもあるヒカリエの大規模コワーキングスペース。おしゃれで快適な雰囲気。イベントを随時開催し、ソファー席などでの会員同士の交流も自然に生まれているので、アンテナコワーキングに向いています。
② 主な拠点
渋谷のヒカリエ8階。このフロアはヒカリエのなかで「クリエイティブスペース」と位置づけられていて、地方創生やエンジニア関連などのイベントが連日開かれています。全国の郷土料理をおしゃれな定食として提供するレストランもあります。いろんな角度から刺激を受けられます。
③ 料金体系
月額メンバーはフルタイム(全日午前9時~午後10時)が月23,000円(税込み)、デイタイム(平日午前9時~午後6時)が月17,000円。
レジデンスエリア(24時間365日利用可能)の共有テーブルを使う月額メンバーは月48,000円、固定テーブル席だと月72,000円。
時間制のワンタイムメンバーは利用料金が1時間1,100円。「1日○○○円」というワンデーコースはないので、時間制で1日いるとかなりの出費になります。ご用心を。
▼ LODGE(ロッジ)
こちらはヤフージャパンが東京・紀尾井町の新しい本社内に開いたオープンコラボレーションスペース。約1,330平方メートルの広大な空間に、デスク席やソファ席などが広がっています。多彩なイベントをおこなっていますので、アンテナを張りたい人にはおすすめです。いまのところ、無料で利用できます(予告なく変更することがあるそうです)。
① 概要
このスペースは、正確にはコワーキングスペースではありません。「コラボレーションスペース」と銘打っているとおり、いろんな人たちが情報交換し、いろんなコラボを生み出していく場所と位置づけられています。ヤフーとの協業や、地方創生事業、そしてスタートアップなどを活性化することを狙っています。
② 主な拠点
ヤフージャパンが本社をおく東京ガーデンテラス紀尾井町の17階にあります。利用者はまずエレベーターで18階(ヤフージャパン本社の受付もあります)まで行き、そこの専用受付で手続きし、階段で17階に降ります。
③ 料金体系
いまのところ無料です。
Googleもアメリカ、イギリス、ブラジル、韓国などに、スタートアップ向けに広大な無料開放スペース「CAMPUS(キャンパス)」を展開しています。ネット大手のこうしたスペースは、これからアンテナコワーキングの貴重な拠点となっていくことでしょう。
作戦② 日本に上陸した本格的なスペースを活用!
日本では、コワーキングスペースも静かな自習室みたいになりがちなわけですが、最近では欧米のコワーキングスペースの進出が始まっています。もし予算的な問題をクリアできるのなら、そういったところを活用するのもおすすめです。
最有力候補は、ニューヨーク生まれのWeWorkです。欧米ではコワーキングスペースが本当に広がりをみせていますが、なかでも勢いのあるのがWeWork。2010年に登場してから破竹の勢いで、いま15カ国以上、合計200拠点近い拠点ネットワークを持ち、会員は約17万人にもなっています。大企業の社員も多く利用するようになってきています。
WeWorkのセールスポイントは、使いやすくて快適な空間設計。そして、何よりも会員同士の活発な交流にあります。
WeWorkは会員向けのイベントを盛んに開いています。さらに会員だけ利用できるスマホアプリなどで交流を促しています。
スマホでほかの会員に向けて何か問いかければ、いろんな情報や助言が寄せられます。会員同士のコラボもたくさん生まれています。
日本でも2018年、まず東京でコワーキングスペースの展開をスタート。この先、全国に拠点を広げていく可能性が高いです。
もし予算的に可能なら、この最もホットなスペースに身を置き、世界中の会員との交流で刺激を浴びてみてはいかがでしょうか。
① 概要
いま世界でいちばん注目されているコワーキングスペース。おしゃれでゆったりしたソファやワークスペースが評判。世界中の会員とSNSなどを通して交流できます。
② 主な拠点
六本木、丸の内、銀座、新橋など。
③ 料金体系
拠点ごとに月額会員を募集しています。
たとえば六本木のアークヒルズサウスタワーの拠点は、ホットデスク(フリーデスク)が月68,000円から。専用デスクが月82,000円から。銀座のギンザシックスの拠点は、ホットデスクが月87,000円から。専用デスクが月105,000円から。
作戦③ 通常のスペースの力を最大限に引き出す
そもそもコワーキングスペースは、利用者同士が活発に情報交換する場所として生まれてきているのです。無理に大規模なスペースまで行かなくても、いろんな情報にふれることはできます。
ただ、その場合は、利用者側に積極的に情報を取りにいく姿勢が求められるでしょう。
黙々と仕事しているだけでは、新鮮な情報や魅力的な人との出会いはやってきません。イベントなどの開催頻度が少ないスペースの場合、この点を念頭において利用するのが望ましいです。
コワーキングスペースのオーナーやスタッフは、常連の利用者たちとつながっているので、いろんな人を紹介してくれることでしょう。また他のコワーキングスペースの関係者ともつながっていて、いろんなスペースのことを知っていますから、そんなつながりに加わっていけば、人的ネットワークがかなり広がっていくはずです。
せひ、自分から積極的に声をかけていくようにしてみましょう。一気に新しいつながりが広がっていく可能性があります!

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PARAFT編集部
コワーキングスペースのなかには、かなり専門的な特徴を持ったところもあります。たとえば、東京の神宮前にある「coromoza(コロモザ)」は、洋服作りの道具を多数そろえているファッション関係のコワーキングスペースです。あるいは、渋谷、横浜などに広域展開する「FabLab(ファブラボ)」は、デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備え、ものづくりのできるスペースとして定評があります。こうした専門性の高いコワーキングスペースにつながれば、たくさんの専門的知見にふれられそうですね! ※コワーキングスペースの価格や拠点数などは変わっていきますので、利用の際はホームページなどで最新情報をご確認ください。
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