ロゴ | PARAFT [パラフト]

採用ご担当者様へ

clear
  1. 気になる求人情報にエントリーできる
  2. 柔軟な働き方の企業からスカウトを受け取れる
  3. コメント投稿とめくれバ!投票に参加できる

clear
ロゴ | PARAFT [パラフト]

上記メールアドレス宛に
仮登録完了のお知らせ
メールを送りましたので、内容を確認し
記載されているURLから本登録にお進みください。

もしメールが来なかった場合は

  1. ご入力いただいたメールアドレスが間違っている
  2. お送りしたメールが迷惑メールフォルダに届いてしまっている
  3. 登録済みのメールアドレスである
clear

clear
ロゴ | PARAFT [パラフト]

パスワード再設定

アカウントの登録メールアドレスをご入力ください。パスワードリセット用のメールをお送りします。

clear
ロゴ | PARAFT [パラフト]

パスワード再発行

ご入力いただいたメールアドレス宛に、パスワードのリセットのご案内をお送り致しました。
メールに記載されているURLからパスワードの再発行を行ってください。

メールが届かない場合、ご入力いただいたメールアドレスをご確認いただき、再度パスワードのリセット手続きを行ってください。

パラフト パラフトロゴ
めくれバ! : 3位 > 自分の体験で深まる読書の愉しみ:r000018003398 | PARAFT [パラフト]

第19回

  • 結果発表中

投票受付は終了しました

この一冊で大人の夏休み

出典:PARAFT

月と六ペンスの記事

めくれバ! : 3位 > 自分の体験で深まる読書の愉しみ:r000018003398 | PARAFT [パラフト]

2018.07.24

めくれバ! | PARAFT [パラフト]
■収益金について
本のある生活はあなたの人生を豊かにします。パラフトは、あなたの行動により生まれた収益金のすべてを寄付し、次世代を担う子どもたちの人生をより豊かなものにします。

月と六ペンスの記事2018.07.24

本1冊で妄想旅行

自分の体験で深まる読書の愉しみ

keyword: 月と六ペンス サマセット・モーム ゴーギャン めくれバ この一冊で大人の夏休み

このエントリーをはてなブックマークに追加
およそ100年も前、1919年に出版された作品ながら、今も色あせない名作『月と六ペンス』(サマセット・モーム、(訳)土屋政雄、光文社古典新訳文庫、2008年)。ポスト印象派の画家として有名なゴーギャンをモデルにしたこの作品は、ゴーギャンの生涯をなぞってはいるものの、最終的には衝撃的なラストが待ち受けています。さらっと読んで主人公とともに旅を楽しむも良し、じっくりと読んで芸術への圧倒的な情熱を感じるも良し。いずれにしても、絶海に浮かぶタヒチの島々に足を踏み入れ、小屋の中に描かれた絵を見てきたかのような読後感は保証します! 本書1冊で、100年前のロンドンからタヒチまでの世界半周妄想旅行へ。読めばきっと、夏休みが満喫できるはず。【めくれバ!/この一冊で大人の夏休み】

2018.07.24 文章 / 和田由紀恵

本の中で旅立つ、世界半周旅行

ゴーギャンがモデルとされる本書の主人公、ストリックランド。ロンドンの曇り空の下、粗野で魅力に欠ける証券マンとして描かれるところから、彼の物語は始まります。面白みはないけれど、平凡で幸せな家庭を築いていたはずのストリックランド。中年を迎えて突如、画家を志します。妻や子どもたちを捨て、単身パリへ。描く絵は、当時の常識では理解できない「へたくそ」な作品。極貧の生活を送る中で、ストリックランドは何かに憑かれたように芸術の道へと邁進します。そんな主人公を語り手が追う、という構成で、『月と六ペンス』は展開していきます。

芸術家となったストリックランドは、他人の家庭まで壊し、親切な友人へ恩を仇で返す横暴ぶり。人間としてはめちゃくちゃで、友達になるのは遠慮したいような人物として描かれていきます。そんなストリックランドが注ぐ制作への情熱にはただただ圧倒される思い。周囲の人間がいかに自分の芸術に無理解であろうと、ひたむきに作品を生む使命を背負ってしまった芸術家の姿がそこにありました。苦痛と歓喜に彩られた半生――。

ストリックランドの足跡をたどる語り手は、パリから南仏へと移動し、最終的に太平洋に浮かぶ島・タヒチへとたどり着きます。

肌寒くどんよりとしたロンドンから、陽光あふれる南仏へ。そして強烈な日差しに熱帯植物が生い茂るタヒチ。その行程をたどるだけでも、読者も語り手と一緒に旅をしたかのような錯覚に囚われます。とくにタヒチの場面では、ゴーギャンの絵の印象も相まって、鮮やかな色彩があふれるタヒチの様子が目の前に広がります。白い砂のビーチに限りなく明るいブルーの海。パラオを身にまとった人々が操る木製のカヌー。緑の濃い山に分け入れば、ストリックランドが創作に勤しんだポリネシア式の小屋が現れます。健康で開放的なタヒチの女たち。

ページをめくって文字を追うだけで、この本の中で世界半周旅行へと旅立てます。

自分の体験から生まれる新しい感動

私が本書を初めて読んだのは、高校生の頃。後半に描かれる圧倒的な色彩と衝撃的なラストに、とにかく驚いたのを覚えています。日本の比較的穏やかな(最近はそうでもないですが)気候、絵画や伝統芸能も、強烈な色彩を放つものはありません。そんな環境で生まれ育った私にとって、まさに異世界の読書体験となったのです。

100年前に出版された際も、アメリカやイギリスで『月と六ペンス』はベストセラーとなり、ゴーギャン・ブームが巻き起こったのだとか。テレビはなく、海外旅行が簡単ではない時代に、人々がエキゾチックなアートにどれほど惹きつけられたのか、想像もつきません。

大人になって海外を旅するようになった私は、外国の日差しや匂い、植物や空気が、どれほど日本と違うのかを体感しました。再び『月と六ペンス』を手に取ると、自分が見てきた日差しや強烈な色彩が文章に添えられ、ストリックランドの情熱が一層豊かに浮かび上がるよう。

家族が増えてめっきりと海外旅行への足が遠のいた最近では、日本の酷暑にこそページをめくり、熱帯の空気を想像しては楽しむ読書体験を重ねています。ゴーギャンの絵を見に行く機会があれば、おそらくこの本を携えて臨むはず。

100年経っても色あせない名作は、たった●十年ほどの卑小な私の人生の中でも、自分の体験が積み重なるほどに新しい感動を与えてくれます。あなたはこの名作から、どんな新しい感動を受け取るでしょうか。

『月と六ペンス』の書籍情報

書名:『月と六ペンス』
著者: ウィリアム・サマセット モーム (訳)土屋 政雄
初版発行: 2008/6/12
出版社: 光文社
価格: 822円(税込)
サイズ: 文庫本
頁数: 433ページ
ジャンル:英米文学
読了目安: 4時間
ISBN:978-4334751586

WRITER

編集者・ライター

和田由紀恵

伝記の域を遥かに越えて、人間の本質を突いた『月と六ペンス』。ゴーギャンに限らず、数多の芸術家の生涯をモデルとした小説は、絶対おもしろいに違いないと思っている筆者です。それなのに『月と六ペンス』を凌ぐ名作を、寡聞にして知りません。日本に限って見ても、思いつかず……。誰かが似ていると言っていた、芥川龍之介の『地獄変』はまた別の迫力もあり……。ほどよい名作を探してみようかと思案する、今年の夏です。

投票受付は終了しました

0/1

あなたの投票数

■収益金について
本のある生活はあなたの人生を豊かにします。パラフトは、あなたの行動により生まれた収益金のすべてを寄付し、次世代を担う子どもたちの人生をより豊かなものにします。

ー 「生きる」と「働く」を もっと楽しく。
めくれバ! : 3位 > 自分の体験で深まる読書の愉しみ:r000018003398 | PARAFT [パラフト]

BOOKS

本1冊で妄想旅行

RELATED POST

フリーランス向け、週2~5日のお仕事紹介:PROsheet[プロシート] | PARAFT [パラフト]