地方創生の記事2019.03.20
地方創生の成功例に学ぶ
地方創生で働く環境を増やせ|自治体の成功例に見るポイントとは
keyword: 地方創生 働き方改革 自分らしい働き方 転職 成功例
2019.03.20 文章 / PARAFT編集部
地方創生の成功例1.サテライトオフィスの聖地でベンチャーを誘致
全国屈指の高速ブロードバンド環境を実現、さらにオフィス開設や運営費用への補助などの支援を生かし、山間地域などの過疎地にサテライトオフィスを整備しました。40社の企業を徳島県へ誘致し、移住者の増加にも成功しています。
成功に寄与している大きなポイントは、メンター的な存在である地元のNPO法人が自治体を巻き込みながら課題を克服した点です。同法人はかねてより芸術家や映像クリエイターの移住に取り組んできましたが、首都圏のICTベンチャー企業などを対象に古民家や蔵を改修するなどしてサテライトオフィスを本格展開しました。
その結果、60名以上の地元雇用を創出し、地方における安定雇用につなげています。さらに、地方へ新しい人材が流れ、定住促進に成功しました。
該当地区は空港から近く災害に強い地盤であること、また、近隣にICT教育に力を入れている大学があることなどをアピールしている点も成功のポイントとなっています。
地方創生の成功例2.酒造業界の垣根を超える「パ酒ポート」
このプロジェクトでは、北海道産酒を核としたグローバルビジネスに挑戦。道産酒を知ってもらうためのガイドブック「パ酒ポート」をつくり販路を開拓したほか、タクシーツアーや酒造ツーリズムなどの観光ツアーパッケージを商品化しました。また、工芸品や道産酒をセットにした販路拡大事業に取り組み、普段は競合相手である酒造メーカー同士の連携も実現させました。
その結果、年間の集客者数3,462名を達成し、299万円の売上増となりました。さらに、地元の雇用者数も10名増えています。
北海道産酒を軸に、北海道産酒のブランド力向上、インバウンド客による消費拡大、そして海外での消費拡大という好循環サイクルを確立させました。また、官民一体となって幅広いノウハウを生かした事業展開を実現したことも、成功の大きなポイントとなっています。
地方創生の成功例に見る共通のポイントとは?
地方創生というと「地方へ人を呼び寄せる」という結果に注力しがちですが、それ以前に、地域に関わる人々がいかに連携していくかが重要になります。地域全体が連携することで産業が成長すれば、定住に向けた取り組みとしても成功といえるのではないでしょうか。
今後も、地方の活性化に貢献する企業が増えていくと予想されます。PARAFTには地方創生に向けたユニークな取り組みを行う企業も多数掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
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編集部チーム
PARAFT編集部
食材や自然環境、地方団体など地方にはそれぞれに特色や強みがあります。地方創生とはいいますが、新しいものを創りだすだけではなく、すでにあるものを見つめなおすことも地方の活性化につながるのではないでしょうか。