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新聞記者の記事

撮りたいのは人間らしさ/映画『新聞記者』|藤井道人監督 後編:r000019003530 | PARAFT [パラフト]

2019.06.27

新聞記者の記事2019.06.27

真心がコミュニケーションの要

撮りたいのは人間らしさ/映画『新聞記者』|藤井道人監督 後編

keyword: 新聞記者 藤井道人 映画 監督 コミュニケーション

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青春群像劇『青の帰り道』(2018)や「善と悪はどこからくるのか」をテーマにした復讐劇『デイアンドナイト』(2018)を世に送り出した藤井道人監督。両作品とも高い評価を受け、『青の帰り道』はリバイバル上映が連日満席となりました。今回メガホンをとった『新聞記者』は過去の2作品とは全く違う、政治や社会問題を扱う時事的な内容です。

そんな藤井監督が撮る作品群の、共通点はいったいどこにあるのか。藤井監督が映画づくりへと駆り立てられるモチベーションとは。そして、ベテラン俳優陣から韓国のトップ女優のシム・ウンギョン、人気・実力ともに日本の最高峰にある若手俳優・松坂桃李までをも束ねる藤井道人監督の哲学とは――。

藤井監督の男前な一面も見える、後編のスタートです!

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【藤井 道人さん プロフィール】
1986年生まれ。日本大学芸術学部映画学科在学中から映画制作に関わり、14年に伊坂幸太郎原作の映画『オー!ファーザー』で長編デビューを果たす。『幻肢』(14)にて第9回アジア青少年映画祭最優秀脚本賞を受賞。現在は映画監督、脚本家、プロデューサーとして、映画、ドラマ、MV、CMなど幅広い分野で活躍。主な映画監督作には『7s』(15)、『光と血』( 17 )、『青の帰り道』(18)、『デイアンドナイト』(19)などがある。
【作品情報:映画『新聞記者』】
出演:シム・ウンギョン 松坂桃李 本田翼 岡山天音 /西田尚美 高橋和也 /北村有起哉 田中哲司
監督:藤井道人
脚本:詩森ろば 高石明彦 藤井道人
音楽:岩代太郎
原案:望月衣塑子「新聞記者」(角川新書刊) 河村光庸
配給:スターサンズ/イオンエンターテイメント
公式サイト:映画『新聞記者』公式サイト
(C)2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
2019年6月28日(金)新宿ピカデリー、イオンシネマほか 全国ロードショー!

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2019.06.27 文章 / 和田由紀恵

撮りたいのは人間らしさ

――今後、藤井監督はどんな作品を撮りたいと思っていますか。

藤井:
実はもう、次の作品に向けて動き出しているんですが、それがまた『新聞記者』とは真逆の作品なんです。僕のライフワークは「いま一番撮りたい”人間”をどう撮るか」ということ。ジャンルやカテゴリは気にせずに撮り続けたいと思っています。

――”人間”をどう撮るか、ですか。

藤井:
人間らしさを追求する、ということでしょうか。今の生きづらい世の中に不満や不安を持っている人たちへ寄り添ったり、場合によっては突き放したり。人間の機微が好きなんです。個人的に好きな映画も、そんなエモーショナルな作品が多いですね。

”人間”をどう撮るか、という軸のもと、これまでも例えば「こんなはずじゃなかったという人生をどう肯定するか」とか「自分の隣にいる人間を守れるのか」といったテーマで撮ってきました。

テーマにどうアプローチするかは、題材によって変えています。『新聞記者』のように社会性のエンターテインメントを強くするとか、『デイアンドナイト』のようにクライムアクションとして撮ってみるとか。

――監督を”人間”をどう撮るかへと突き動かす、そのモチベーションは何でしょうか。


藤井:
昔はジム・キャリーやMr.ビーンといったコメディ映画が好きだったんです。それが2011年頃を境に、自分の考え方も作風も変わっていったような気がしますね。

東日本大震災が大きく影響した、とまでは言わないけれど、あのときから「(社会の状況が)ヤバいのに、何をすればいいのかわからない」というモヤモヤとした状態がずっと続いているんです。自分の感情が満たされないでいることが原動力になっているのかな、と思います。

10年、20年先も一緒に作品をつくれる仲間

――『新聞記者』では、仕事と家庭の間で葛藤する杉原の苦しさや、亡き父の想いを果たしたいという吉岡の強い執念など、さまざまな人間らしさが描かれていました。こうした作品に仕上げるには、俳優のみなさんとの関係性・コミュニケーションも重要になるかと思います。

藤井:
そうですね。人間を撮るということはつまり、俳優がやりやすい環境をどれだけつくれるか、でもあるんです。そのために、例えば言いにくいセリフや表現の仕方を俳優と一緒に悩むのは、監督の大きな仕事だと思っています。

映画に限らず、作品をつくるうえでは、俳優の演技が下手に見えるような画面にすべきじゃないし、俳優が表現する感情は的確に撮るべきだと、僕は思っています。その状態をつくるためには俳優たちにのびのびと芝居をしてもらう必要があります。のびのびと芝居をしてもらえるようになってはじめて、監督としての意思を俳優たちに伝える。「こういう意図があるから、もう一回やってみましょう」と芝居を固めていくのが、僕のやり方です。

――ベテランの俳優さんも多いなか、コミュニケーションはどう取っているのでしょうか。

藤井:
真心ですね。自分が相手に敬意をもっていれば、自分の大事な俳優部だと思っていれば、必然的に丁寧な対応になります。小手先でどうにかしよう、とかじゃないんです。

そうやってこれまでも作品をみんなで作ってきたからこそ、10年、20年先も一緒に作品をつくり続けられる仲間ができます。(神崎役の高橋)和也さんや(内調の上司役の田中)哲司さんは、これまでにも何度も僕と作品をつくってくださっています。お互いを信頼しているから、演出もすごく通りやすい。

『新聞記者』の俳優陣みなさんが素晴らしくて、本当にいい仕事をさせてもらいました。

作品に込めたのは、僕たちの世代が日本を背負うという想い

――監督や俳優のみなさん、そのほか制作にかかわった全ての方がチームとなったことで『新聞記者』という素晴らしい、”攻撃力が高いけれどディフェンス力の低い作品”ができあがったんですね。たくさんの方に『新聞記者』を見てほしいと願う一方で、どんな反応が待っているのか、期待と不安があります。

藤井:
そうですね、おそらくいろんな批判もあるかと思います。この映画を見た先輩方からは、政治のことで何か言われるかもしれません。舌足らずな映画だな、と思われるかもしれません。

そんなとき、演じてくださった方、前に出てくださっている方は絶対に大変なんです。とりわけ主演の二人、シムさんと(松坂)桃李くんは矢面に立たされてしまうかもしれない。彼らがこの作品を背負ってくれている以上、僕が日和(ひよ)るなんてことがあってはならないんです。

この映画は監督である僕の目線で撮った作品なんだという視点で、ぜひ見ていただきたいです。自分たちの世代がしっかりと、いまの日本の状況を背負わなければいけないという想いで挑戦したのが、映画『新聞記者』。何を言われても全部答えられるように、みんなで前に出て戦っていきます!

***

映画『新聞記者』、そして制作を指揮した藤井監督から伝わってきたのは「仕事を自分のものとして全うする」というすさまじいほどの執念でした。

残る作品をつくりたい。
いい作品を世に送り出したい。
作品に込められたメッセージを多くの人に届けたい。

与えられた仕事ではなく、これは自分がやるべき・自分だからやれる仕事。制作陣のそんな執念が、映画『新聞記者』に描かれる人物たちの姿に結実しているようでした。

撮影の、「よーい、スタート!」と言うときが一番苦しいけど、楽しい。インタビューでそう笑って話してくださった藤井監督。このシーンではカメラは寄るのがよかったのか、引くのがよかったのか。あのシーンを撮っておくべきだっただろうか。この角度でよかったんだっけ……。
撮影は決断の連続でプレッシャーのかたまりでしかないけど、それが楽しいんです、と。

「苦しくて楽しい」といえる仕事をするのが、働くことの醍醐味だなあ……。レベルは比較にもならないけれど、苦しくて楽しい最近の仕事ってなんだったかなあ、と思わず振り返ったインタビューの帰り道でした。

>>前編「やるからには妥協しない/映画『新聞記者』|藤井道人監督 前編」

WRITER

編集者・ライター

和田由紀恵

政治・社会的になかなかチャレンジングな内容を描いた作品・映画『新聞記者』。その勇気に称賛があつまっていて、その向きの価値も極めて高い作品なのですが、それ以上にふつうの人間がしっかりと描かれていて、だからこそ見る人に響くものがあるのが、この作品のとりわけ素晴らしいところだと思いました。
政治や思想、社会の出来事に少し距離を感じる人たちにぜひ見てほしい。半径数メートルの世界を大切にしたい私たちが見たい映画。そんな作品を世に送り出す藤井監督は、仕事や仲間や観客にとても誠実な人でした。次にどんな作品が生まれるのか、今から待ちきれない思いです。

ー 「生きる」と「働く」を もっと楽しく。
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