フリーランスエンジニアの記事2020.12.03
未経験からフリーランスへ
フリーランスエンジニアとして独立するまでの流れを解説
keyword: フリーランスエンジニア 未経験 スキル スキルなし 経験年数
2020.12.03 文章 / PARAFT編集部
未経験からフリーランスエンジニアになるのは難しい?
理由として、以下のことが挙げられます。
- 1、エンジニアの需要は伸びている
- 2、必要とされているのはあくまでも経験豊富なエンジニア
- 3、難しいが未経験からフリーランスエンジニアになることはできる
1つずつ解説していきます。
エンジニアの需要は伸びている
近年の急速なIT技術の発展により、それを支えるエンジニアの需要はどんどん伸びています。
エージェントサービス等を見てみると、エンジニアの募集が一定数安定してあることが確認できます。
必要とされる数が多いことは、これからエンジニアになろうという人にとってチャンスと言えるでしょう。
ITエンジニアは慢性的に不足している
経済産業省が出している「IT人材需給に関する調査(概要)」によると、2018年以降IT人材の需要に対する不足数は年々増加しており、2020年現在で約30万人の不足というデータが出されており、2030年には約45万人になると予測されています。
つまり、ITエンジニアは近年慢性的に不足状態であり、年々その需要は高まっていると言えるでしょう。
クラウドソーシングサービス等の普及
最近ではランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサービスが一般的に知られるようになり、「スキルのある人にちょっとこの仕事をお願いしたいな」というクライアントが増えています。
これにより、比較的経験の浅いエンジニアにとって案件を獲得するというハードルが下がってきました。
未経験からフリーランスエンジニアを目指す人が増えたひとつの要因と言えます。
必要とされているのはあくまでも経験豊富なエンジニア
開発の現場で必要とされるのは、あくまでも経験豊富なプロのエンジニアです。
実務経験の有無が案件獲得の難易度に大きく関係していることは事実でしょう。
現場は「プロ」を求めている
エンジニアの需要が高まっているとは言っても、経験の浅いエンジニアを求めているということではありません。
仕事を発注するクライアントは、当然その道のプロに仕事を依頼して品質の高い成果物を納品してほしいと考えます。
未経験と言えど、しっかりとした技術を身につけてプロになることは必須です。
実務経験がないと案件獲得が難しい
実際に多くのシステム開発案件では、経験者を優遇する旨が募集要項に記載されています。
「1年独学しました」という人と「1年IT企業でエンジニアとして働いていました」という人では後者の方が採用されやすいのはご理解いただけると思います。
難しいが未経験からフリーランスエンジニアになることはできる
未経験からフリーランスエンジニアになることは簡単ではないと説明してきましたが、絶対に不可能なことではありません。
実際、未経験から独学のみでフリーランスとして独立し、活躍するエンジニアも多くいます。
スキル習得の手順を意識することで、効率良くしっかりとした技術を身につけ、フリーランスエンジニアに着実に近づくことができます。
しっかりと基礎を身につける
まずはエンジニアとしての基礎となる技術をしっかりと身につける必要があります。
技術がない状態で案件を探しても、採用される可能性が低く、案件獲得後も苦労することになってしまいます。
オンライン学習やプログラミングスクール、参考書などを通して、基礎となるスキルをしっかり身につけましょう。
自分なりのアウトプットを通して経験を積む
いつまでも基礎だけを学習していても、案件をこなすためのスキルは身につきにくいです。
ある程度の基礎を学んだら、どんどんアウトプットをして成果物を作ってみると良いでしょう。
Web制作の分野なら架空のサイトを自分で作ってみたり、簡単なWebサービスを作ってみることをオススメします。
アウトプットする途中で分からないことを調べたりすることで、さらに実践的なスキルを身につけることができます。
クラウドソーシングサービス等で案件を受注
しっかりと基礎を学び、人に見せられる成果物をいくつか作ったら、実際にクラウドソーシングサービスで案件獲得を目指してみましょう。
案件を獲得して仕事をしてみることで、さらに実践的なスキルに磨きがかかり、案件獲得のハードルが下がっていきます。
未経験からフリーランスエンジニアになるための3ステップ
- 1、ステップ①基礎となるスキルを習得する
- 2、ステップ②企業に所属しエンジニア経験を積む
- 3、ステップ③蓄積した経験をもとにフリーランスエンジニアとして独立
それぞれ詳しく解説していきます。
ステップ①基礎となるスキルを習得する
まずはその分野の基礎となる知識を学んでいきます。
その際、学習の方法としては以下がオススメです。
参考書や動画学習サービスで独学
Web制作のエンジニアを目指すのであれば、「Web制作 参考書 おすすめ」などで検索して、参考書を何冊か購入してみると良いです。
Progateやドットインストールといったプログラミング学習のオンライン動画サービスを利用しても良いでしょう。
必ず手を動かして実際にコードを書きながら学習することが大切です。
プログラミングスクールで学習
「独学だとなかなか継続できない」という方は、プログラミングスクールで学習することもできます。
授業料を払って授業を受けることで、「やらなければ!」と自分を追い込む効果もありますね。
メンターが付いてくれて、気軽に不明点を質問できるのもスクールの良いところです。
ステップ②企業に所属しエンジニア経験を積む
未経験からいきなり独立するよりも、一度就職してエンジニアとして実務経験を積んだ方がその後の独立がスムーズになりやすいです。
現場で経験を積みながらスキルアップ
エンジニア就職することのメリットはなんと言っても現場経験を積めることです。
クライアントの目線で考えると、現場経験があるのと無いのとでは仕事を依頼する際の安心感が違います。
現場で経験を積むことで技術的にもさらにレベルアップしますので、独立後の仕事の進め方にも困りにくくなるはずです。
ステップ③蓄積した経験をもとにフリーランスエンジニアとして独立
学習で基礎を固め、エンジニア就職で現場経験を積んだら、いよいよフリーランスとして独立です。
ここまでの道のりをしっかりとこなすことができれば、以下のような状態になるでしょう。
プロのエンジニアとして認識される
先ほども述べましたが、クライアントにとって現場経験のあるエンジニアは貴重な存在です。
現場経験がしっかりあることをアピールすることでクライアントからはプロのエンジニアとして認識されます。
そうなる頃には自ずと技術的にも未経験だった頃とはだいぶ違う状況になっているはずです。
案件が獲得しやすい
クライアントからプロのエンジニアとして見られるようになれば、案件獲得のハードルは以前よりも確実に下がっています。
こちらから提案した案件の通過率も高まり、実績が溜まってくると定期的にクライアント側からのオファーも受けられるようになります。
ここまで来れば、フリーランスエンジニアとして活躍できるようになっているでしょう。
未経験から身につけるのにオススメの言語と学習方法
オススメのプログラミング言語
未経験から身につけやすいのは、主にWeb制作で使われるプログラミング言語が多いです。
- 1、HTML
- 2、PHP
- 3、Ruby
- 4、JavaScript
- 5、Python
簡単に特徴を解説します。
HTML/CSS
HTMLとCSSは、Webサイトの見た目を作るための言語です。
Web制作をするにあたって、まずはこの2つを学習することになると思います。
この2つが理解できれば、静的な(ユーザーの操作に応じた画面の動き等がない)ページを作ることができます。
PHP
PHPは、サーバーサイドやバックエンドと呼ばれる、処理の中身を作るための言語です。
Web制作でよく使われるWordPressというツールはこの言語で作られており、学んでおくべき言語と言えます。
Ruby
RubyもPHPと同様、サーバー側の処理を作るための言語です。
サーバーサイド言語を身につけると、自分でWebサービスを作ることもできるようになり、プログラミングがより楽しくなります。
JavaScript
JavaScriptは、Webサイトに動きをつけるために使われる言語です。
画面をスクロールした際にコンテンツをふわっと表示したり、ボタンをクリックした時に押し込まれるような動きを実装し、よりリッチなWebサイトを作ることができます。
Vue.jsやReact.jsといったWebアプリケーション用のフレームワークの登場など、近年需要がどんどん高まっている言語でもあります。
Python
PythonはAI(機械学習)のための言語として有名ですが、その他にもスクレイピングツール(Webページでのユーザーの操作を自動化してくれるツール)を作成したり、Djangoというフレームワークを使ってWebアプリケーション構築することができる言語です。
Pythonエンジニアの需要は高まってきており、トレンドの言語といっていいでしょう。
効率の良い学習方法
上記のプログラミング言語を学ぶにあたって、効率的な学習方法をご紹介します。
以下の手順で学習を進めることで、より早い段階で実践的な技術を身につけることができます。
- 1、手順①基礎知識を身につける
- 2、手順②何でもいいから実際に作ってみる
- 3、手順③実際に案件をこなしつつ更にレベルアップ
具体的に見ていきましょう。
手順①基礎知識を身につける
何事もそうですが、まずは基礎を身につけることが大事です。
参考書やオンライン学習サービス等を利用して、言語の基本的な文法やよく使われる構文などを理解しましょう。
手順②何でもいいから実際に作ってみる
基礎を身につけたらすぐに実際に物作りをしてみることをオススメします。
フォームに入力した値を別画面に表示するプログラムなど、本当に簡単なものでいいです。
そのプログラミング言語を理解して、実際にその言語を使って何かを作ったという経験から得るものはたくさんあります。
どんどん手を動かしていきましょう。
手順③実際に案件をこなしつつ更にレベルアップ
実際に物作りを経験したら、すぐにクラウドソーシングサービス等を通して案件獲得に動くと良いです。
最初は簡単そうな案件からどんどん提案して受注し、その案件を通してスキルアップを図りましょう。
【番外編】新たな言語を習得してキャリアチェンジするには?
ちなみに、今現在習得しているプログラミング言語とは別の言語を習得して、キャリアチェンジをしたいと考えるエンジニアもいると思います。
例えば、元々はVBAなどを扱っていたエンジニアがWeb周りの言語(HTML/CSS、JavaScript等)を身につけたいと言った感じです。
その場合はどのような手順で学習を進めるべきでしょうか?
スキル習得の手順は同じ
基本的な学習手順は、未経験から学ぶ場合と同じで問題ないと思います。
プログラミングという作業に慣れがある分、未経験から学ぶよりも吸収のスピードは速いでしょう。
身につけたい言語の基礎を学習し、どんどんアウトプットしていきましょう。
エージェントに相談してみる
ある程度のスキルを習得したら、エージェントに相談してみるのもオススメの方法です。
たくさんあるわけではありませんが、経験の少ないエンジニアでもOKの案件もありますので、案件を獲得できる可能性はゼロではありません。
まずはお気軽に相談してみると良いでしょう。

![フリーランスエンジニアとして独立するまでの流れを解説:r000020003553 | PARAFT [パラフト]](/files/alias_m1/000020003553/ki8jfkyq0iomac8f60eppq7b.jpg)
未経験からフリーランスへ
この記事が気に入ったらいいね!しよう
PARAFTの最新記事をお届けします。
┳CAREER CHANGE┻
未経験からフリーランスへ
WRITER
編集部チーム
PARAFT編集部
未経験からフリーランスエンジニアとして独立するのは簡単ではないとご理解いただけたと思います。 しかし、正しい手順で努力して経験を積んでいけば、必ずフリーランスエンジニアになることができます。 その際にPROSheetなどの専門エージェントを活用することで、フリーランスとしてスムーズなスタートを切ることができます。 まずは下記URLから登録面談にてお気軽にご相談ください。 PROsheetの会員登録ページへ飛びます