言語の記事2020.12.07
これからマスターすべき言語とは
フリーランスエンジニアにお勧めの言語をご紹介
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2020.12.07 文章 / PARAFT編集部
フリーランスエンジニアは言語選びが活躍の鍵
案件が多い言語を選ぶことで、あなたに合ったプロジェクトを選びやすくなる
案件数が多い言語を選ぶことは、重要なポイントの1つです。仕事の量自体が多いため、選択肢も増えることは代表的なメリット。ご自身に合ったプロジェクトを選びやすくなり、 働きやすい案件や好条件の案件を獲得しやすくなります。
一方で案件の少ない言語を選んでしまうと、以下に挙げる不利益をこうむるかもしれません。
- 仕事の量自体が少ないため、なかなか案件に入れない
- 競争率が高くなりやすく、単価もアップしにくい
- 高いスキルがあっても、なかなか評価されない
このため、可能な限り案件の多い言語を選ぶことをお勧めします。
将来性のある言語を選ぶと学んだ労力と時間が無駄にならず、経験も生かせる
言語を選ぶ際には、将来性があるという視点も見逃せないポイントです。もし数年で需要が激減する言語を選ぶとどうなるでしょうか。プロジェクト経験を積んだ頃には案件がなかなか取れなくなり、他の言語を学ぶ必要に迫られてしまいます。これでは、せっかく苦労して言語を学んだ甲斐がありません。
一方ではじめから将来が期待されている言語を選んで学ぶと、あなたの将来も良い方向に変わりやすくなります。もちろんプロジェクトの数も多いため選びやすく、好条件が得やすいことも魅力。多くの経験が得られるでしょう。何より学んだ労力と時間が無駄にならないことは、喜びの1つです。
言語を選ぶ際には学びやすさだけでなく、将来も開発現場で使われるかという点も基準に選ぶことをお勧めします。
世間の人気とフリーランスエンジニアにお勧めの言語は、必ずしも一致しない
世間では、プログラミング言語のランキングがさまざまな形で公表されています。しかしフリーランスエンジニアは外注となるため、発注元の企業にとっては「機密情報を提供するかどうか」という壁があることは重要なポイントです。このため世間の人気とフリーランスエンジニアにお勧めの言語は、必ずしも一致しません。
一例としてレバテックが2020年7月に公表した『言語別求人案件ランキング』をみていきましょう。案件数のトップはJava、次いでPHP、C#の順となっています。これらの言語は新しさはないものの、案件として選ばれやすいことが特徴です。
ところでPythonは人気のある代表的な言語ですが、案件の受注には工夫が求められます。AIや機械学習の案件はセキュリティ上の課題があることから、フリーランスではなく直接雇用のエンジニアに任されるプロジェクトも多いです。一方でサーバーサイドの開発案件なら豊富にありますから、花形の案件にこだわらず選ぶとよいでしょう。
フリーランスエンジニアの案件数が多い言語をご紹介
Javaの案件数は最多。習得するとさまざまな開発に携われるため有利
Javaはオブジェクト指向を取り入れている、代表的な言語です。1995年に公開され、業務システムやWebサービス、スマートフォンアプリ開発など、多くのシステム開発に使われました。OSを選ばない長所があることから、案件数は約30%を占めています。
Javaを習得するとさまざまな開発に携われるため、案件の選択肢が広がることはメリットに挙げられます。しかし習得する難易度は比較的高めである点に注意が必要です。特にプログラミング初心者がいきなりJavaを学び始めることは、ハードルが高いためお勧めできません。一方で他の言語を学んだ方は、チャレンジする価値のある言語です。
PHPは幅広いWebサービスで使われている。習得の難易度が低いことが魅力
PHPは、Webサービスの開発に特化した歴史のある言語です。コードがシンプルでわかりやすく、学びやすいことが魅力。それでいてPHPは、大規模開発での実績も多数あります。さまざまなECサイトや、Wordpressなどはその一例です。
このため案件数の割合は約15%と、Javaに次いで第2位となっています。PHPを習得すればさまざまなプロジェクトに参画し、活躍できるでしょう。記述の自由度が高い言語という特徴もありますから、レベルアップした成果がコードに現れやすく、努力の結果が見える化しやすい点も見逃せません。
JavaScriptやTypeScriptは、フロントエンド・サーバーサイドともに使える汎用性が魅力
フロントエンドの開発で使われる言語に、まずJavaScriptを挙げる方は多いでしょう。ここではTypeScriptも含め、解説します。
JavaScriptは実績のある言語。サーバーサイドの開発にも使える
JavaScriptはフロントエンド開発で標準的な言語であり、実績もあることが特徴です。近年ではNode.jsなどの登場により、サーバーサイドの開発でも使われています。
案件数の割合は10%に近く、フリーランスエンジニアが活躍できる主な言語の1つです。歴史もあることから新規だけでなく、保守などの案件にも入れることが期待できます。プロジェクトの選択肢が広いことは魅力といえるでしょう。
TypeScriptはエンジニア需要が高い言語の1つ
TypeScriptはJavaScriptをベースとして、Microsoft社から公表されました。JavaScriptの上位互換となっており、オブジェクト指向の考え方も取り入れている言語です。
メリットには、以下の項目が挙げられます。
- クラスが使えるため、JavaScriptと比べてコードが簡潔でわかりやすい
- 変数の型を宣言できるため、コンパイル時にエラーを検知できる
- 圧倒的な人材不足であるため、言語をマスターすればプロジェクトで活躍しやすい
TypeScriptはGoogleにおいて標準の開発言語となっており、大規模開発でも使いやすい言語です。特にJavaScriptのスキルがある方は、学習しやすいためお勧めです。
将来性が見込めるフリーランスエンジニア向けの言語をご紹介
C#やC#.NETは機械制御やDX関連での活用が見込まれ、案件数が急増中
フリーランスエンジニアの間で求人が伸びている言語に、C#やC#.NETがあります。その理由や特徴について、見ていきましょう。
C#はフリーランスエンジニアの需要が高い
C#はMicrosoft社が開発した、オブジェクト指向型の言語です。Windowsで動作するシステム開発が多いものの、近年ではスマートフォンで動くシステムの開発にも使われています。特にC#は機械制御やDX関連での需要が高く、案件数の割合は約10%と、Java、PHPに次ぐ3位となっていることは見逃せません。
C#はC++とJavaを元に作られた言語であり、書くべきコードの量も多いことから、簡単に習得できるとはいえません。しかしDXは、注目されている技術の1つです。C#はフリーランスエンジニアにとって、将来性が見込める言語といえます。
C#.NETのスキルがあればアピールをお勧め
言語ランキングでは、C#.NETの名称を見かける場合があります。但し厳密には、C#.NETは言語ではありません。
C#.NETはC#をWindowsで開発するために、Microsoft社によって提供されたコンパイラや機能群を指します。従って言語のスキルそのものは、C#と同様です。とはいえC#.NETの習得で、「Windowsの開発環境でC#のシステム開発を行なう」スキルを得られます。アピールして損はありません。
Go言語は、クラウドサービスやAPI基盤の開発で期待される言語
Go言語も将来性が期待されている新しい言語の1つで、2009年にGoogleによって公開されました。並行処理が得意で処理も高速、OSやハードウェアを問わず実行できる点が強みです。加えて『2020 HackerRank Developer Skills Report』では「エンジニアが学びたい言語No.1」にランクインしており、人気の高さが伺えます。
Go言語は、以下のとおり幅広い案件で使われています。
- 業務システム
- Webサービス
- クラウドサービスやAPI基盤の開発
- スマートフォンアプリ
Go言語エンジニアの単価は75万円(プロエンジニア調べ)と、他の言語と比べて高額です。案件数が多い反面、Go言語のエンジニアは不足していますから、マスターすれば有利な立場を得やすい点は魅力といえるでしょう。
Pythonは人材不足で高収入が期待できる。サーバーサイドの案件がお勧め
Pythonは人気がある上に、人材不足であるため高収入も期待できる言語です。Pythonエンジニアの単価は77万円(プロエンジニア調べ)であり、プログラミング言語のなかで最も高い金額となっています。
Pythonを目指すなら、フレームワークや数多くあるライブラリを使いこなすことが欠かせません。実力をつければやりがいを感じながら高収入を得られる可能性がある点で、最も魅力的な言語の1つです。
フリーランスエンジニアがPythonを武器とするなら、サーバーサイドの案件が多いためお勧めです。一方で統計や数学の知識を持っている方なら、AIや機械学習の案件にチャレンジしてもよいでしょう。

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言語を学ぶなら、案件数の多い言語や将来性のある言語を選ぶことがお勧めです。プロジェクトでの活躍に加えて、あなたの評価や年収のアップが期待できます。加えて豊富なプロジェクトから選べることで、やりがいにつながる点も見逃せません。本記事を参考に、興味を持った言語の学習にトライしてみましょう。 フリーランス専門のエージェントPROsheetの活用 IT系の職種としてフリーランスになる人は、PROsheetなどの専門のエージェントを活用することで、フリーランスとしてのスタートアップをサポートしてもらうことができます。今回解説をした税金面だけではなく、案件の獲得方法やご稼働後のサポートを受けることができます。特にIT系の職種の案件が多くなっており、活用することで得られるメリットはたくさんあるので、まずは下記URLから登録面談にてお気軽にご相談ください。 PROsheetの会員登録ページへ飛びます