リモートの記事2020.12.10
フリーランスのリモート案件事情
フリーランスエンジニアがリモート案件で稼ぐには?
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2020.12.10 文章 / PARAFT編集部
リモートワークになる案件はどんな案件?
線引きとなるのは「対面が必要かどうか」
リモートワーク案件となるかどうかの線引きは「対面が必要かどうか」です。SlackやChatworkなどを活用し、リアルタイムで進捗確認を行える仕事はリモート案件になるでしょう。
あえて就業場所を特定しないことで、より高度な技術を持った人材が確保できる側面もあります。また、自社でエンジニアを保有するよりもずっと費用を抑えられるため、企業側も可能な限り率先して様々な業務をリモートワーク案件化しています。
ウェブやアプリ制作が主な仕事
リモートワーク案件の主な仕事は、WEB関連やアプリ制作です。RubyやPHP、PythonやJavaなどのプログラミング言語を扱えるスキルがあれば、より受注できる案件の幅が広がるでしょう。
また最近人気が高いフレームワークである「Angular」「Vne.js」「React.js」のどれかをマスターしていれば、多数の案件受注が見込めます。さらにCMSを利用する企業が増加しているため、WordPressの知識や、UI/UX設計のスキルがあると、フリーランスエンジニアとしての更なる強みとなるでしょう。
大きなプロジェクトは少ない傾向にある
大きなプロジェクトには、それだけ予算が必要です。特に業務系の大規模開発の場合は、セキュリティの観点から企業に所属しているエンジニアが業務を担当することが多いです。
なのでフリーランスエンジニアとしてリモート案件で請け負えるのは、大きな予算を必要としない案件の方がチャンスは大きいでしょう。もしくは大きなプロジェクトにリモートで携われたとしても、全体的ではなく、一部分の作業をする工程のみを担当することが大半であることが往々にしてあります。
一方で、企業に所属し大きなプロジェクトの開発業務に携わるというステップを踏むと、より独立した際の強みとしてクライアントへアピールできます。これは個別で開発をするリモートの案件ではできないことがあります。
自身の経験値として大きなプロジェクトに関わりたい人は、そのような案件に参画をすることが近道と言えるでしょう。
リモート案件のメリット・デメリット
最大のメリットは「拘束」されないこと
フリーランスエンジニアがリモート案件で働くことの最大のメリットは、「場所」「時間」「環境」に拘束されないことです。フリーランスエンジニアは大きく分けて「企業常駐型」と「リモート型」があります。
「企業常駐型」は、雇用形態がとらわれていないだけで、「拘束を受けない」というメリットは享受できません。
最大のメリットとされる3つを詳しく見ていきます。
「就業場所」の拘束からの解放
就業場所が自由なので、通勤時間がかかりません。その分の時間を作業時間に充てられます。
出勤の必要が無いため、離れた土地からでも仕事を受けられることも魅力のひとつです。
働きながら、夢の離島暮らしを実現できるかもしれません。作業場所が海外であれば、時差を活用し、発注先企業の就業時間外に作業を行うという強みを生み出せます。案件を発注する企業は東京に集中していますが、関東に住む必要もないので家賃や物価のコストを抑えることも可能です。
「就業時間」の拘束からの解放
通常であれば、9時から18時までの勤務や、8時間労働に対しコアタイムは10時から15時といった形で、就業時間が規定されています。企業からは、その就業時間内の業務内容や成果物に関わらず、固定給が支払われる形が一般的です。
対してリモートワーク型のフリーランスエンジニアの案件の場合は時間に対して制約がないことが多いです。特に請負契約の案件場合は、成果物に対して報酬が支払われますのでそもそも就業時間の規定はありません。自身のスキルが高く作業効率が良ければ、自身の時給単価が高くなるでしょう。
ただし、「成果物」や「業務遂行」でのみ、自身の仕事が判断されるので、完全実力主義の世界になります。案件に真剣に向き合い、やり遂げる覚悟が必要です。また、完成度の高い「成果物」や「業務遂行」を達成するために、常日頃からアンテナをはり、日々進化するエンジニア市場をキャッチアップしていく必要があります。
自身のスキルを常に磨き続ける努力も必要です。受注した案件を完遂することだけでなく、見えない部分の「努力」もリモートワーク型のフリーランスエンジニアの仕事と言えます。
なお、このような努力が難しい、といった場合は「準委任契約」を結ぶのも一つの手です。準委任契約は成果物を納品を約束する契約ではありません。プロセスも評価されます。もちろん、就業時間は指定されるケースが多いですが、成果物だけで評価される世界とは別ベクトルで働くことが可能になります。
なおランサーズエージェンシーが運営する「PROsheet」は準委任契約の案件に特化したエージェントサービスなので、プロのエージェントにリモートワークの案件を取得するコツを詳しく聞いてみるのがおすすめです。
「環境」の拘束からの解放
「会社から支給されているパソコンのスペックが低いことで、作業に支障が出る」
「机が日向にあるので、画面が見にくい」
「デュアルモニターで作業をすれば早いのに、使えるのは1台のみである」
「オフィスが寒い」
会社員であれば、就業環境の自由度が低くなります。上記のような悩みが出てくることでしょう。一方でリモートで働く場合は、自分の一番心地良い環境の中で業務に取り組めるため、自然とパフォーマンスは高ります。
最大のデメリットは単価が低いこと
ずばり「単価が低いこと」が、リモート案件を請け負う最大のデメリットです。フリーランスエンジニアが請け負う作業工程にはコンサルなどの「上流工程」と、サポートやテストといった「下流工程」と呼ばれるものがあります。
上流工程は、下流工程よりもずっと高い単価ですが、絶対案件数が少なく、高いスキルが必要です。案件数が多く、受注しやすい下流工程は単価が低くなっています。
フリーランスエンジニアがリモート案件で稼ぐためには、高いスキルをもって「上流工程」を獲得する必要があります。
さらに、必要となるのは「単価交渉」です。クライアントからの期待を大幅に上回る成果を出したとしても、会社員のように受動的に評価が上がるわけではありません。クライアントと交渉するために、入念な単価相場の調査や客観的自己分析を行う必要があります。
準委任契約は必ずしも単価が低くならない
先述したようにフリーランスエンジニアには「準委任契約」という働き方もあります。準委任契約の場合は、必ずしも単価が低いわけではないため、単価交渉をする必要がありません。
もちろん、就業時間は規定されますが、成果物を求められるわけでもないため、非常に働きやすい方法です。単価交渉に自信がないという方は準委任契約を前提としたリモートワークを探してみてください。ただ、請負契約と比較をして準委任契約の案件の場合はより即戦力となる経験が必要なので、企業での就業経験が豊富な方には選択肢の一つとしてお勧めです。
家族の協力・理解は必要不可欠
エンジニアに関わらず、在宅ワーカーに必要となるのは「家族の協力や理解」です。自宅でパソコンに向かって作業をしていると、はた目には「仕事」をしているのか「遊んでいる」のかわかりません。当事者でない家族からすれば、自宅に居るので、自然に何か頼んだり話しかけてしまうのではないでしょうか。
しかし、作業場所が「自宅」であるだけで、当事者からすれば業務中です。会社に行っていれば、目の前にいないので何も感じないのに、自宅にいるだけで「手伝ってくれない」「何もしてくれない」と感じる家族もいます。このジレンマにより、衝突してしまう家族は少なくありません。
フリーランスを始めた人が、最初にぶつかる壁だと言っても過言ではないでしょう。自身の広報活動の目的でTwitterを開いていたり、開発した案件の動作確認でWEBサイトを見ていたりすると、当人にとっては仕事ですが、家族の目には遊びに映るかもしれません。家族からの理解を得るためには、何をしているのかを事細かに話す必要があります。
そういった土台を作り上げることも、リモート案件に従事するフリーランサーの仕事の一つとも言えるでしょう。
リモート案件を獲得するコツ・方法
- 1.クラウドソーシング・求人情報サイトを積極的に使う
- 2.リモート環境を完全に整えていることをアピールする
- 3.リモートに慣れていることをアピールする
それぞれの方法について詳しく紹介していきます。
クラウドソーシング・求人情報サイトを積極的に使う
クラウドソーシングとは、インターネットを使って仕事の受発注を行う仕組みです。無料で登録できるところが大半で、ニーズに合った案件を受注できます。オススメなのはクラウドソーシング業界の最大手であるランサーズです。
報酬や業務内容が明確なので、安心して業務に取り組めるでしょう。また、クラウドソーシングサービスには評価システムが導入されています。実績があって高い評価を得ている人ほど、受注する上で有利です。評価を蓄積して、自分の価値を高めていくようにしてください。リモート案件を獲得していくうえで、「エージェントサービス」を活用する方法がおすすめです。
そこでランサーズグループの弊社が運営する「PROsheet」がおすすめです。
PROsheetは業界最大手のランサーズとも連携をしているため案件が豊富にあります。またPROsheetのようなエージェントサービスに登録すると、コーディネーターが自身のスキルと希望に合った案件を紹介してくれます。
クライアントとの条件交渉や契約代行まで対応してもらえ、自身で仕事を獲得することに時間を費やす必要がありません。フリーランサーの一番の課題は「仕事の獲得」です。この問題を解決してくれるので、フリーランサーにとって頼もしいサービスと言えます。
リモート環境を完全に整えていることをアピールする
クライアントの一番の要望は「スムーズに進捗確認ができること」と「依頼した仕事の完遂」です。
ネット環境が不安定な状態の人にWEBサイトの保守の依頼はしたくないですし、パソコンの環境に不安要素がある人へ開発の仕事は依頼できません。クライアントに安心して仕事を発注してもらうためにも、自身の作業環境が完璧に整っていることを先方にアピールしましょう。
リモートに慣れていることをアピールする
依頼するクライアント側が必ずしも「リモート業務依頼」に慣れているとは限りません。最近はリモート案件が増えているので、クライアントにとって初めての発注の可能性もあります。クライアントとしても、リモートに慣れている人と慣れていない人とでは、スムーズに案件をすすめるために、慣れている人に発注したいはずです。
しかし、クライアントサイドからは、受注主がリモートに慣れているか慣れていないのか判断はつきません。リモートに慣れていることを積極的にアピールすることで、クライアントから仕事を発注してもらいやすくなります。
また、アピールするだけでなく逐一進捗報告を行うことで、クライアントからの信頼を獲得できます。その信頼から、次の仕事につながることも多いので一つ一つの仕事を、丁寧すぎるほど丁寧に取り組むことも、安定的な案件獲得のポイントです。
実際に、フリーランスエンジニアとして成功している人は、安定的に一定のクライアントから案件を受注できています。常に新しいエンジニアを探して契約するよりも、信頼のおける人に発注する方がクライアントとしてはリスクが低く、効率的だからです。フリーランスエンジニアとして、リモート案件を獲得するには、クライアントへ「安心感」を与えることが何よりも重要と言えるでしょう。

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編集部チーム
PARAFT編集部
"今回は「フリーランスエンジニアがリモート案件で稼ぐ方法」について解説をしました。IT系の職種としてフリーランスになる人は、PROsheetなどの専門のエージェントを活用することで、フリーランスとしてのスタートアップをサポートしてもらうことができます。 今回解説をした方法だけではなく、案件の獲得方法やご稼働後のサポートを受けることができます。 特にIT系の職種の案件が多くなっており、活用することで得られるメリットはたくさんあるので、まずは下記URLから登録面談にてお気軽にご相談ください。PROsheetの会員登録ページへ飛びます