Javaとはの記事2021.02.09
Javaとは?
開発言語としての特徴と名称の意味、必要かを解説【超入門編】
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2021.02.09 文章 / PARAFT編集部
Javaとはプログラミング言語の一種
Javaはインターネットに強く、OSやデバイスを選ばす動作します。
そのため、インターネットが広まり始めた1990年代に注目されるようになり、多くの案件で利用されるようになりました。
Javaという名前の意味
Javaという名前の由来には諸説あります。
どれが正しいかははっきりしていませんが、いくつかの説を紹介します。
1つめの説は、Javaの開発に携わった3人のキーエンジニアの頭文字を取って名づけられたという説。
エンジニアは、JamesGosling、ArthurVanHoff、AndyBechtolsheimの3人です。
2つめの説は、エンジニアが通うカフェのウェイトレスが来ていたTシャツに書かれていたメッセージ「It'sajungleoutthere,SodrinkyourJava」から名づけられたという説です。
もう1つ面白い説は、エンジニアがよく通っていたコーヒーショップのメニューを取って命名されたという説です。
その根拠として、Javaのclassファイルは、すべて16進記数法で必ず「0xCAFEBABE」から始まっている、と指摘されています。
特に最後の説は、エンジニアならではの遊び心が感じられて興味深いですね。
Javaの特徴
Javaの特徴をいくつか列挙します。
OSを選ばず動作する オブジェクト指向言語 コンパイルするので動作が速い
Java最大の特徴は、「Writeonce,runanywhere」と表現されるように、1回プログラムコードを書いたら、どこでも動作するという点です。
他の言語の場合、WindowsならWindows用、MacOSならMacOS用にプログラムコードを書かなければなりません。
つまり、Windows用に作成したプログラムをMacOSで動かしたい場合は、コードを書き直す必要があります。
一方Javaは、OSのことを気にすることなくプログラムを組み、どこでも動作可能です。
また、Javaはオブジェクト指向言語です。
「オブジェクト指向」の概念は、プログラミングをしたことがないとなかなかイメージが湧かないかもしれません。
オブジェクト指向とは、ある機能を持つプログラムを「オブジェクト=モノ」として扱い、モノを組み合わせて使うことで、1つの製品を作りましょう、という概念です。
オブジェクトとして作成された機能は、必要な情報(入力)と実行結果(出力)のみ決められています。この仕様部分をJavaでは「インターフェース(interface)」と呼びます。
インターフェースを実装して、実際に動作するプログラムのことは「クラス(class)」と呼びます。
機能を利用する側は、インターフェースのみ知っていればよく、クラス内でどのような実装が行われているかは感知しません。
このように、インターフェースを組み合わせて利用し、実装の中身に依存しないプログラミング言語のことを「オブジェクト指向言語」と呼びます。
オブジェクト指向で開発できると、機能ごとに分割して開発できるため、大規模システムの開発もしやすい点は、Javaの大きな特徴です。
Javaで開発できるシステム
どのOSでも動作するというJavaの特性上、Javaで開発できるシステムは多種多様です。
以下は、Javaで開発できるシステムの一覧です。
このように、さまざまな分野で活用されているため、Javaの開発案件は非常に多く、身に付けておくと案件獲得の幅が広がります。
特に、大規模システムの開発案件でJavaが採用されるパターンが多く、この点もJavaの求人が多い理由の1つです。
Javaは必要か?マスターするメリット3つ
その理由は以下の通りです。
求人数が多く仕事を獲得しやすい Javaをマスターすることで他の開発言語も習得しやすくなる 開発システムの幅が広く選択肢が豊富
これらの理由について、もう少し詳しく説明します。
求人数が多く仕事を獲得しやすい
ある転職支援サイトの調査によると、2019年に求人数を開発言語別で調査したところ、Javaが約35%と1位を占めているとのことでした。
特に官公庁や大企業が関係する大規模システムには、オブジェクト指向で分散開発がしやすいJavaを採用するケースも多く見られます。
Javaの案件で得られる収入は、かなり幅が広い傾向もあります。
その理由は、上流工程(要件定義・機能設計)から下流工程(テスト)まで、幅広い工程で募集があるためです。
ただ、Javaの開発案件は定収入かというとそういうわけではなく、年収600万円以上も可能な案件が約85%という調査結果もあります。
これから学習するなら、求人数の多いJavaから始めて案件を獲得し、業務経験を積んでいくことで収入アップも可能です。
Javaをマスターすることで他の開発言語も習得しやすくなる
Javaはオブジェクト指向言語であり、オブジェクト指向の概念を理解しないと、学習が進みづらいかもしれません。
ただ、Javaは参考書籍も多く、インターネット上にも多くの情報があり、学習しやすいという特徴があります。
情報量が多いとその分マスターしやすいので、学びやすさの面でもJavaは最初の言語としておすすめです。
Javaでオブジェクト指向の概念を身に付けられれば、C#やC++など、他の言語も学習しやすくなります。
開発システムの幅が広く選択肢が豊富
開発できるシステムの幅が広く、仕事を選ぶときに選択肢が多い点もJavaの魅力です。
スマホアプリやスマホゲームの開発を学びたいという場合や、大規模システムの開発に参画して経験を積みたいという場合も、Javaなら十分な選択肢があります。
最新の開発言語を学びたい、という具体的な希望がないなら、仕事量だけではなく種類にも選択肢が多いJavaを最初の言語として選択するのがおすすめです。
Javaの学習方法とおすすめの資格紹介
Javaの学習ロードマップ
Javaを独学で学ぶ場合、
実際に業務で必要となる知識を身に付けつつ、Javaの勉強を進めるには、以下の学習ロードマップがおすすめです。
GitHubなどソースコード管理ソフト
DBMS製品
(Oracle・PostgreSQL)
JSF(JavaServerFaces)
SparkFramework
Struts
まずは、基本の文法とデータ型について学びましょう。
基本の文法やデータ側が分かっていないと、プログラミングがまったくできません。
Javaの文法などを学ぶのと並行して、Eclipseなどの統合開発環境も使い始めてください。
Eclipseで作成したJavaファイルをコンパイルするだけでも、文法が間違っていることがすぐに分かり、学習が進みます。
また、統合開発環境では、外部のソースコード管理システムと連携して、ソースコードのバージョン管理を行えるものもあります。
組織でシステム開発を行う上で、ソース管理は非常に重要です。
この時点で、GitHubを使い始めることをおすすめします。
次に、Googleのコーディング規約を読み、正しく美しいコードの概念を確認し、実践しましょう。
GitHubで他人のソースコードを見るのも勉強になります。
ここまでで、Javaの基本は学習できていますが、さらに開発現場で求められる知識を身に付けましょう。
テストを自動化するJunit、データベースを操作するSQLも、学んでおきたい知識です。
データベースに関しては、オープンソースのPostgreSQLで勉強するといいでしょう。
フレームワークとは、Webアプリケーションを作成する際、定型処理を提供することで効率良く開発を進められるツールの一種です。
開発案件では特定のフレームワークを使っていますが、多くの案件で利用されているフレームワークを調査して使い方を確認しましょう。
ここまできたら後は実践あるのみです。
いろいろなプログラムを組んでみて、経験値を増やしましょう。
Javaの学習成果を確認するのにおすすめの資格
Javaの学習成果を確認するには、Javaに関連する資格試験の受験がおすすめです。
Javaの資格試験は、以下の2種類があります。
- Oracle認定Javaプログラマ
- Javaプログラミング能力認定
Oracle認定Javaプログラマ試験は、日本オラクルが認定する資格試験です。
難易度はBronze、Associate(Silver)、Professional(Gold)の3段階あり、Javaのバージョンによっても試験は分かれています。
文法やデータ型を学んだ段階でBronzeを、学習ロードマップをひと通り学んだらAssociate(Silver)を受験すると難易度的には合っています。
Professional(Gold)は、Associate(Silver)に合格すると受験資格が得られるため、まずはAssociate(Silver)取得を目標にするといいでしょう。
Oracle認定Javaプログラマの資格はIT業界でも認知度が高いため、最終的にはProfessional(Gold)取得まで狙いたいところです。
Javaプログラミング能力認定は、一般社団法人サーティファイ情報処理能力認定委員会が認定する資格試験です。
試験区分は難易度の低い順から、3級・2級・1級とあり、3級と2級は筆記、1級は実技試験となっています。
Javaの基本的な知識を問う試験なので、学習効果を確認したい場合におすすめです。
独学で難しい場合はプログラミングスクールの利用も検討を
プログラミング言語をまったく学んだことがない人にとって、Javaは少しハードルが高いかもしれません。
書籍やインターネット上の情報を使っての独学では身に付かないと感じたら、プログラミングスクールなどを利用することも検討してみてください。
対面&実践できる環境での学習に切り替えることで、学習を進めやすくなります。

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Javaは、求人数が多く仕事を獲得しやすいという点で、ぜひ学習したいプログラミング言語のひとつです。 まったくプログラミングをしたことがない人の場合、いきなりJavaを学習するのは難易度が高いかもしれません。 独学では難しいと感じたら、オンラインのプログラミングスクールに通うなど、自分にあった学習方法で勉強を進めましょう。 Javaを学習してひととおりのプログラムが組めるようになったら、未経験でも募集可能な案件に応募し、業務経験を積むことが重要です。 フリーランス専門のエージェントPROsheetの活用 IT系の職種としてフリーランスになる人は、PROsheetなどの専門のエージェントを活用することで、フリーランスとしてのスタートアップをサポートしてもらうことができます。案件の獲得方法やご稼働後のサポートを受けることができます。特にIT系の職種の案件が多くなっており、活用することで得られるメリットはたくさんあるので、まずは下記URLから登録面談にてお気軽にご相談ください。 PROsheetの会員登録ページへ飛びます