セキュリティエンジニアとはの記事2021.02.01
セキュリティエンジニアとは?
セキュリティエンジニアの仕事内容や必要な資格・キャリアパスを
keyword: セキュリティエンジニアとは 仕事内容 年収 インフラエンジニア フリーランス
- ①セキュリティエンジニアとは?
- セキュリティエンジニアの仕事内容
- セキュリティエンジニアの年収
- セキュリティエンジニアの重要性 ②セキュリティエンジニアに必要な知識や資格
- セキュリティエンジニアに必要な知識・スキル
- セキュリティエンジニアの資格 ③セキュリティエンジニアとして働くために
- セキュリティエンジニアの働き方と仕事の探し方
- セキュリティエンジニアの将来性
- セキュリティエンジニアのキャリアパス
2021.02.01 文章 / PARAFT編集部
セキュリティエンジニアとは?
現代社会において、セキュリティエンジニアは情報セキュリティの専門家として重要な役割を担っています。
しかし、「セキュリティエンジニアという職種は知っているけど、具体的にどのような仕事をしているのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこでで、本項では、セキュリティエンジニアに関する以下の内容について解説していきます。
【本項の内容】
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セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティエンジニアの仕事では、「システムの脆弱性(弱点)」を見つけ出して、補うためのセキュリティシステムを提供していくことを主な仕事としています。
- システムの脆弱性を考慮したセキュリティ構築に関する企画・提案
- セキュリティに配慮したシステムの設計
- 設計書を元にネットワーク機器やOSの設定などの実装
- 実装したシステムにエラーや脆弱性が残っていないかのテスト
- 導入したシステムが正常に運用するための保守・運用業務
上記のように、セキュリティに関連する仕事を中心に、セキュリティの構築や保守・運用まで対応していきます。
セキュリティエンジニアの年収
セキュリティエンジニアの年収は経験年数・対応業務範囲によって変動することはありますが、イメージは下記の通りです。
- 会社員:年収 500万円〜700万円
- フリーランス:年収600〜960万円 月収50万円〜80万円
会社員の場合には、社内での業務経験や資格の有無によって変動しますが、平均的には500万円〜700万円になっています。
また、フリーランスの年収は会社員よりも高い印象はありますが、フリーランスとして活動する場合には、2年〜3年以上の経験を経て独立している人も多いため、平均年収が上がっているという背景もあるでしょう。
しかし、業務フェーズによって設計や構築の業務であれば、月収60万円〜80万円程度、保守/運用のみであれば、月収40〜60万円程度と仕事の範囲によって大きく変わってくるので一概にフリーランスの方が良いということではありません。
そのため、フリーランスとして活動をしていく際は、経験年数が少ない場合、案件探しに難航したり、想定よりも年収が上がらなかったりする可能性もあるので注意しましょう。
セキュリティエンジニアの重要性
フィッシングメール・ウイルス・ハッキング・アカウント乗っ取りなど、現代では、セキュリティを脅かすさまざまなサイバー攻撃が存在します。
それらの対策の必要性が注目されてからは特にセキュリティエンジニアは重要性を増してきました。
また、テレワークが推進されたことで、今までは企業内で完結していた仕事を外部で行うことも多くなったため、ネットワーク犯罪の件数が増えているという調査結果が出ています。
情報漏洩や顧客のアカウントの乗っ取りなどは、企業の信用を損なってしまう要因の一つになり、時には億単位の賠償金を支払わなければいけないという事例もありました。
そのため、セキュリティエンジニアは企業にとって重要な存在で、高度なセキュリティ構築ができるエンジニアは重宝されています。
セキュリティエンジニアに必要な知識や資格
本項では、セキュリティエンジニアに必要な知識や資格について詳しく説明していきます。
【本項の内容】
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セキュリティエンジニアに必要な知識・スキル
セキュリティエンジニアとして活動するためには、以下のような知識や経験が必要になってきます。
- 情報セキュリティマネジメント
- ネットワークセキュリティ構築の経験
- ファイアウォールやウイルスに関する知識
- 不正アクセス手法などの知識
セキュリティを構築していくにあたり、セキュリティに関する知識だけではなくネットワークやOSの知識も必要になってくるため、ITインフラに関連する知識は網羅しておく必要があるでしょう。
また、ウイルスやサイバー攻撃の手法は時代によってアップデートされていくため、時代に合わせて変化する手法や対処法などの勉強を続けることも必要になります。
セキュリティエンジニアの資格
セキュリティエンジニアとして活動をする場合、実務経験も重要ですが、知識や能力を示すためには資格を取得することが有効な手段になります。
また、セキュリティエンジニアとして活動をしていく際に、取得をしておいた方が良い資格は下記の通り。
- シスコ技術者認定資格(CCNP Security)
- Comp TIA Security+
- 情報処理安全確保支援士
- 情報セキュリティスペシャリスト試験
上記の資格は、セキュリティに関連する資格になりますが、どの資格も難易度は高くなっています。
そのため、セキュリティエンジニアとして活動するためには、実務経験と合わせて資格を保有していることで、セキュリティに関する有識者としての信頼度が高まるでしょう。
その他にも、キャリアアップを目指す場合、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)やネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)の資格を取得しておくと良いでしょう。
セキュリティエンジニアとして働くために
しかし、将来的にセキュリティエンジニアとして働いてみたいという方もいるはず。
なので、本項ではセキュリティエンジニアとして働くための方法や仕事の探し方などについて詳しく紹介していきます。
【本項の内容】
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セキュリティエンジニアの働き方と仕事の探し方
前述でセキュリティエンジニアとして働くために、全くの未経験から目指すには難易度が高いと説明しました。
というのも、セキュリティエンジニアとして働く場合、セキュリティに関する知識以外にも、開発やシステムの仕組みに関する知識をもとに、脆弱性を見つけ出していく必要があるためエンジニアとしての経験の有無はとても重要になるためです。
そのため、セキュリティエンジニアとして働きたい場合には、主に以下の2つのパターンに分かれるでしょう。
- エンジニアとしての経験を積んだ後に、セキュリティについて学んでセキュリティエンジニアになる
- セキュリティに関する知識の勉強をして資格を取得後、保守運用フェーズの仕事から構築→設計のようにキャリアアップしていく
どちらの選択をするにしても、基本的には正社員で業務経験を積む必要があります。
そのため、未経験者や業務経験が少ない人は、正社員から始めて経験を積んでいくのがオススメです。
また、正社員で仕事を探す際には、最低限セキュリティに関する基礎知識レベルの資格を取得した上で、転職エージェントを活用していくとよいでしょう。
セキュリティエンジニアの将来性
セキュリティエンジニアの仕事は、企業や団体にとって重要な役割を担っています。
また、今後もテレワークの推進やIT技術の発展に伴い、セキュリティレベルの向上や適切なセキュリティの構築が必要不可欠になるでしょう。
しかし、情報セキュリティに関する専門知識を持った人材は、市場にはまだ少ないため、これからも需要は伸びる傾向にあります。
そのため、これからセキュリティエンジニアを目指す場合でも、しっかりと勉強して経験を積んでいくことで、活躍することも可能です。
また、今後はテレワークを導入する企業が増えていく可能性も高いため、テレワーク推進のためのセキュリティ構築やテレワークにおけるセキュリティ強化の知見を持っていると、強みとして活かすこともできるでしょう。
セキュリティエンジニアのキャリアパス
セキュリティエンジニアでは、セキュリティの専門家としての役割を担うため、技術を磨いて上流工程にキャリアアップしていくという形が主流になってきます。
そのため、未経験からセキュリティエンジニアとしてキャリアアップしていく場合には、下記のような流れになることが多いでしょう。
【セキュリティエンジニアのキャリアパス】
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また、セキュリティエンジニアとして3年程度の経験を積んだ後は、フリーランスとして独立するのも良いでしょう。
フリーランスで仕事を探す場合、個人で案件を見つけるのは大変ですが、フリーランスエージェントを活用することで、効率よく案件探しを行うこともできます。
また、フリーランスとして働く場合、案件によって効率的に収入を上げることもできるため、自分のスキルでチャレンジしてみたいという方にはオススメです。

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以上、セキュリティエンジニアの仕事内容や年収から、セキュリティエンジニアになるために必要な知識や資格など、セキュリティエンジニアに関連する情報をまとめて紹介しました。 セキュリティエンジニアは、現代においてとても重要な役割を担うため、興味のある方は積極的にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
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